生きるリアルさの回復のために

読むことで自分の未来を拓く

若き高齢者は自分を恥じない

昨日のブログで、いつまでも「若い」自分を引け目に感じると書いたが、それは70にもなって何事もなし得ていないことを恥じての思いだった。今日は逆に「若い」自分を獲得された「成果」と見做して、これまでの生き方が若かったからだし、それを恥じる必要もないとも思ったのである。ローリング・ストーンズはぼくより高齢で現役ロックンローラーバンドである。生き方はロックであり、彼らはいつまでも若い。ぼくだって文学に生きているので若い生き方を通してきている。書くことによってそれを保っている自覚がある。多分だが、村上春樹も若いことから団塊の世代全体が若いのかも知れない。今日NHK福井放送局が越前市紫式部公園と当時の国司跡の発掘調査のレポートをやっていて、そこで発掘のボランティアの人達を映していた。いかにも団塊の世代と思われる若い高齢者の中に、長髪で金髪に髪を染めている男性がいた。カッコよく、とても元気だった。何も恥じる必要はなかった。若き高齢者の今の生活を大いに楽しむべきなのだ。