生きるリアルさの回復のために

読むことで自分の未来を拓く

2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

閉じこもって生きていた日々

ほとんどランプの明かりだけがある十畳くらいの 穴倉みたいなジャズ喫茶に、日がな通って閉じこもっていた頃、 ぼくの精神は宇宙空間の中にあった。 自我も主体もなくおそらくは禅のような境地にあったと思う。 現実に生きている世界の方で死ぬ覚悟を決めて…

live as my real age

2023年の年の瀬にあたり、来年の抱負を語りたい。抱負というよりは生き方の指針のようなことになる。まずは来年はこれまでの生き方を根本的に変えたいと思っている。これまでは過去のピークに達した頃を取り戻すという、過去志向だった。言わば第二の青春を…

芸術は人生以上のものだ

ぼくは70歳。何を今達成したいと思っているか。何を解決したいと思っているのか。そう問いかけてみることで、少しは現実に何かがあると思えてくる。既に通り過ぎて見えなくなっているけれど、問いかけによって蘇ることがあると思える。昨日月例の読書会があ…

書く習慣のために書く

文章を書くことで私は何かを達成させたいと考えている。私が自由に息をし、考えまたは想像し、記録し論評するような場所を書くことで確保したい。自由にというのは、今という現実の生活とか地位に関係なく遮断されてということだ。私は「そこ」では何にでも…

講演依頼のためのノート1

今度野々市市の読書会主催で講演会を開くことになって、講師に講演依頼の手紙を出そうと思っている。講師は83歳で初めて小説を書き、昨年金沢市の市民文学賞を受賞された松村昌子さんで、電話をして既に講師を引き受けて頂いている。ただ、どんな講演をして…

若き高齢者は自分を恥じない

昨日のブログで、いつまでも「若い」自分を引け目に感じると書いたが、それは70にもなって何事もなし得ていないことを恥じての思いだった。今日は逆に「若い」自分を獲得された「成果」と見做して、これまでの生き方が若かったからだし、それを恥じる必要も…

自分を甘やかすべきではない

今この胸に疼いているのは、幸せじゃないからではない。いや寧ろ幸せなのに疼くものがある。幸せを求めても疼きは解消しない。仲間がいて孤独でもないにもかかわらず、疼いている。何にも実現することがないからかも知れない。具体的な欲しい地位がないから…

パっとしない人生をどう耐えるか

今頃になって三島由紀夫の自決事件の歴史的意味が分かってきた。今日たまたまYoutunedeで成田悠輔のスピーチを聴いた。今の社会を変える3つの方法として、幼児性と異国性と武士性を挙げていた。前2者は結局社会の外から野次馬のようなことしか言えないのに…

自分の渇望に素直になろう

ぼくの中にいつもある渇望を少しでも満たそうとしてブログを書く。その渇望を以前は承認欲求や何者かになることや自分の仕事をすることだと考えていた。承認されなかったり、何者でもない無力感にとらわれたり、何もしていないこと焦ったりして、魂の飢えを…

今村翔吾の講演会を聴いて

今日、今村翔吾の講演会を県立図書館で聴いてきた。私はこの直木賞作家の小説は読んだことがない。直木賞作家といえば、これまで読んだのは司馬遼太郎、藤沢周平、安倍龍太郎、五木寛之、林真理子、桐野夏生、垣根涼介くらいだが、読んで面白いのだが、これ…

2024年のToDoリスト

来年1月からスタートできるように、To Doリストを作成したい。どんな未来を描くかを自由に書き出してみたい。人生を楽しむために何をするのか、できるだけ具体的に書いてみること。例えば、定年になったらやりたいと思っていたことで、まだ実現していないこ…

私の territory は何か

私の悩みを突き詰めていくと、自分のterritoryが分からない、分からないために作れない、作れないために持つことができない、持つことができないために発言することができない、ということだ。本をよく読んでいると言われることがあるが、本というのはterrit…

失敗から学んで生き方を変える

私の最大の失敗は、あまり考えもせず地元に就職して定年まで働いたことだと思っている。大学を卒業する時点でというか、職業選択の時点で可能性を描いてみる努力をせず、グラフィック・デザインが手に職を付けることだと思って、その仕事ができる会社を身近…

I swear that

生きるリアルさが薄いと感じられる時、自分に不相応な問題ないし場面に相対している可能性が高い。自分に解決できる能力以上のことに取り組もうとして、予め無理だと無意識に感じて無気力になっている状態が生きる希薄さにつながっていると思う。だから取り…

私と読書の関係

定年後地域にどう関わるかは、定年退職者の共通のテーマになると思う。ある人は町内会の役を自ら引き受ける。町会長ともなれば中々忙しく、また上手く地域に溶け込める方法になる。私の場合は地域の公民館サークルに読書会があり、内容が意外にそこそこのレ…

計画を超えるthing

計画を立てたのは、何者でもない何も成し遂げられない自分を変えたかったからだ。しかし、そういう自分を肯定して真実の人間を徹底して生きるという方法もあるのではないか。ぼくが生きる糧にしている文学というものは、何者でもない、何かをやろうとしても…

計画を乱すもの

これまで一冊の本を読み通せないまま途中でやめてしまうことが頻繁にあった。難しくて挫折する場合はまだ良くて、興味が別に移って別の本に手を出してそれも中途半端で読み通せてないことが多い。これは読むべき本で、いつか読もうと思って買ってある本もあ…

精読には何かがある

このブログを最高の、読むに値する、個人出版の品質にする。出版レベルの内容とボリュウムを持つまでに育て上げる。そこまでに到達するにはどんなことが必要とされるか現時点では分からないが、都度調べて具体的に目標設定できるまでにする。 道はあるはずで…