生きるリアルさの回復のために

読むことで自分の未来を拓く

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

前進か、後退か

今日古い自分に戻ったことに気がついた。何だかモヤモヤした軽い不安感がした原因がそこにあったと気づく。ここ数ヶ月のうちにぼくは変化しつつあった。まず主治医が変わった。明るくてスタッフも若いクリニックでしかも自宅から歩いて行ける距離にある。こ…

「悪魔と神」読書会

友人と二人で喫茶「ローレンス」で5回目の読書会をする。選んだ本はこれまで「星の王子さま」「デミアン」「日常生活の冒険」「テンペスト」と続き、今回は「悪魔と神」である。「テンペスト」で初めて戯曲を読み、観客と共有する舞台で演じられることを前…

Setting a purpose in life and assigning one task to oneself.

これが人生の実質そのものだ。ある目的を持ち、その実現のために、今日ひとつの仕事を自分に与え、その仕事を終えること。人生の深淵を示しているとさえ思う。では私はどんな目的を設定するのか? 今まで買った本を全部読むことだ。 それはどんな目的になる…

サルトル著「自由への道」第一部を読む

かつて有名であったが今時絶対読まれないだろうという小説をぼくは好んで読むことにしている。野間宏著「青年の環」がそうだったし、ロマンロランの「ジャンクリストフ」がそうだったし、今回のサルトル著「自由への道」もそうだろう。とにかく今時の人はこ…

豊かな「時間」

今ほとんど満たされて平穏な心の状態だ。何か書きたいことがあるわけじゃない。記録しておきたいとも何も思わない。本も読みたい気がしない。読めないわけでもない。ちょっと思うのは、こんな平穏な状態は普通書くのが難しい気がして、だったら挑戦の意味で…

講演依頼のための手紙

前略 もうこの歳になると先のことはどうなるか分からないと、この前のお手紙にありましたが、今年は元旦から突然の大きな地震で幕開けしました。いかがでしたでしょうか、お怪我はありませんでしたでしょうか。読書会のメンバーではご高齢のお婆ちゃんが多く…

講演依頼のためのノート2

松村昌子さま あなたを先生と電話でお呼びした時、とんでもないと強く否定されたのを最初は謙遜と受け取っておりました。しかしそれは謙遜などではなく本当に自分には相応しくないと懇願したものだと、作品「姫ヶ生水」を読み通してから、その奇跡のような成…

フロイト「精神分析入門」を読んだ

フロイト「精神分析入門」を今日読み終えた。新潮文庫上下2冊合計838ページの大著である。ぼくが持っていた新潮文庫は多分大学生の頃購入したもので、活字が小さく見開きページにびっしり埋まっている。おそらく目標に設定しなかったら読み通せなかったと思…

本を読むことの原点に向かって

この投稿は今日だけに終わらず継続して書き足していくことにする。まず初めにこのタイトルで書いていきたいことは、地域読書会の創生についてだ。現在は公民館サークルの一つでしかないが、いかに公共性のある読書会として生まれ変われるかを追求したい。野…

自己欺瞞をやめる

このブログのテーマである、生きるリアルさを取り戻すためにやる事の始めは、自己欺瞞をやめることである。自分に対してあまりにも長い間ウソをついていると自己欺瞞が身について何が自分の本当か分からなくなる。リアルさの回復とはその自己欺瞞を打ち破る…

繋がりのないSNS

このブログサイトは全然アクセスがなくなって11日間経った。ネット環境につながってはいるが誰も見ない状態だということは、本来のブログの機能は無いに等しい。だったらもっと自由に何でも書いてやろうという気になる。ぼくは満たされているからアクセスが…

他人に引かれた線を歩く人生と、自分で引いた線を歩く人生

ぼくはサラリーマン生活を38年間送ってきたが、その間は「他人に引かれた線を歩く人生」だった。会社では社長ないし上司から「線」を引かれる。その線上から外れることは出来ないし、できるだけ効率よく早く歩かなければならない。歩きたくない日もあるが、…

アクセスゼロからの挑戦

今年に入ってから全くアクセスがなくなった。記事は今年に入って4回はアップしているのにである。誰も読まないブログサイトを続ける意味はあるだろうか。これまで誰かのために記事を書いてきたわけではないし、読んでもらいたいと本気になって思ってもいなか…

ヘーゲル読書を趣味とする

かつてサルトルが哲学のぼくの関心の中心だった。ぼくの学生の頃にマルクス主義に引き込まれ、政治的な動きが身近になった時に自分の立場をどこかに持つ必要があった。サルトルもマルクスを最後の(のりこえ不可能な)哲学としていたが、マルクス主義が客観…

文学少年はどう生きのびたか

*以下の文章は私の52歳の時ブログに書いたもので、今から18年前になる。最近パソコンの保存用フォルダから見つけ出したものだ。 自分の定年後の生活をイメージする時にまず出てくるのが「読書」である。何故「読書」がでてきたのかというのは、定年にならな…

今年の目標は自分を変えること

自分を変えたいと書いたのは、大袈裟なことではない。もとより引っ越して自分を変えるような物質的なことではない。一つの単純な心掛けのようなことだ。でもその小さなことを徹底的にやろうとすることで、これまでの自分を変えたいと思っている。例えば、一…

2024年の年頭にあたって

2024年が明けた。今年はChangeの年になる。現実世界での活動の優先順位を読書会をトップに置いて進めたい。昨年から母のケアが本格的に始まり、妻との定年後の旅行が出来なくなっている。定年後の悠々生活は当分お預けになるのは仕方がない。ところで英語学…