生きるリアルさの回復のために

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他人に引かれた線を歩く人生と、自分で引いた線を歩く人生

ぼくはサラリーマン生活を38年間送ってきたが、その間は「他人に引かれた線を歩く人生」だった。会社では社長ないし上司から「線」を引かれる。その線上から外れることは出来ないし、できるだけ効率よく早く歩かなければならない。歩きたくない日もあるが、歩くことを強制される。時には走らなければならない。ある決定的な瞬間には夜も寝ないで走ってゴールしなくてはならない。そんな競走がほとんど毎日行われる。立ち止まれば減点される。そんな過酷な競走をどうして続けてきたのか?「線」から外れると何が起こるか分からなかった。自分でどういう「線」を引けばいいか分からなかった。「線」についていろんなことを考えたけれども、考えただけで「線」を自分で引くことはできなかった。

結局定年という線の端まで来て自動的に降りることになった。他人が引いた線のまま、最終地点まで来てしまった。ぼくは自分で決めて行動することが遂にできず、サラリーマン生活を終えた。他人によって動かされなければ動けない習性が身について剥がすことができない。自分で決めたことは数週間か数日で何の拘束力も持たなくなる。結局このままで死を迎えることになるのか。自分を変える2024年にしたいと抱負をこのブログに書いたばかりなのに、もうその時の勢いは無くなっている。、、、ではどうするのか?とにかく必死にもがいてみよう。