生きるリアルさの回復のために

読むことで自分の未来を拓く

三田誠広の全てを読む

小林秀雄の読書論の中で、誰でもいいから自分と波長の合う作家の全集を読め、というのがある。全集は存命中は出ないから、全集でなくても活字になったものなら手紙や発言集などを全てということでもOKだ。これまでぼくはその対象を黒井千次にしていたことがある。でも途中から波長が合わなくなった。生理的なものというか感性的なものというか、生き方のスタンスが合わなくなった、と感じられた。

今日、ふと三田誠広はどうかと頭に浮かんだ。三田誠広ホームページを見つけしばらく所々を読んでみた。かなりプライベートも公開しているようだった。これまで小説以外でも十冊くらいは読んでいる。条件としては波長が合いそうなので、全て読み尽くす作家を三田誠広にしようと思う。