生きるリアルさの回復のために

読むことで自分の未来を拓く

仕事に精を出し休まない

偉大な芸術家の仕事にどうして卑小な自分が嫉妬しなければならないのか。彼は晩年癌で闘病生活を余儀なくされた以外はこれ以上ないほどの幸せな人生だったと思える。音楽の才能一筋に自分の仕事をやり遂げて一生を終えることができたからだ。才能のある人の成功物語には充実した一貫性がある。仕事をやり遂げた人の人生ほど素晴らしいものはないと思える。仕事という活動の場が何より大事だと改めて思い知らされた。今のぼくにそれがない。ぼくの仕事は何か。生まれて死ぬまで自分の仕事が分からなくて終わるのは何という無残さだろう。ここのところの気落ちの原因はそのことに違いない。地元に読書クラブを作る仕事をもっと真剣に取り組んで、弛まずに進めなければならない。野々市市に臼井さんという、石川子ども文庫連絡会代表の方がいらっしゃる。その方とまず連絡をとって、子ども文庫と地域読書クラブとの連携を模索してみよう。すぐにアイデアを出して実行するのに間を空けてはいけない。これを定年後の自分の仕事として精一杯身を入れて頑張らなければならない。違いではなく、同じ部分で協力できることを探そう。まずは本を読むことの、生涯学習プログラムのようなものを一緒に作ろう。子供から少年少女に成長し大人になり老人となるまでの、生涯にわたる本との生活を推進するモデルを地元に作りましょうと提案してみよう。