生きるリアルさの回復のために

読むことで自分の未来を拓く

とにかくオタクっぽいのがいい

何だかあの小説家とのトークで、自分が地域の文化人の端くれにデビューした気がするのである。また何と大袈裟なことをいうものかと君は呆れるだろうが、ぼくの最近の外に向かうウキウキした気分のその原因を辿っていくと、そうとしか思えない。ぼくは初めてお客さんのこちらの話を傾聴しようとしている顔を見た。あの会場で初めて接する同年輩の未知の友人たち。お客さんの目というものに生まれて初めて接したのだから、多少大袈裟になってもいいんじゃないか、、、そこで得たぼくの構えのこころ触りを覚えておこう。その構えのままこれから他者と接していこう。まずは読書会の仲間から。そして将来の地域の読書会仲間に、デビューした「読書オタクのチョイワルじじい」として。明日は読連協の総会だ。そこを自分の舞台だと考えよう。

それなら「読書オタクのチョイワルじじい」は、どんな小説を読んでいるのか?大江健三郎村上春樹ではないよね。三島由紀夫でもないし、中上健次でもない。オタクはメジャーなものは敬遠するはずだ。渋いところで坂上弘莫言垣根涼介ってところか。イタロ・カルヴィーノやジュール・シュベルヴィエルや李良枝ってところかな。とにかくオタクっぽいのがいい。これから趣味の探求に出かける必要がありそうだ。ますます文学にハマるように、、、